NPO地球文化交流会発会発会二周年記念の会が6月10日東京の明治神宮表参道「青山ダイヤモンドホール」で開かれ、この会の理想と現実に共鳴する会員達の熱気に溢れた。
初めに、河野喜一理事長の挨拶で「大切なのは目標を明確にすることですが、目に見えぬ目標は目標と言えないと思う。私達は皆んなの心を集めながら此の目標を明らかにしたい。進路を確立しましょう。」と提言された。
■中国山東省から来日した張偉氏の講演
私は地球文化交流会の理事長が教えてくれた様に世界中の国と民族の間に交流の橋を架ける努力を続けている。現在、山東省済南市に地球文化交流会館の建設が進められているが、この会館の総面積は四千平方メートルで、その中に講演会ホール、芸術学習室、日本の美剣体道道場や、中国武術の交流室、その他あらゆる分野に亘る文化交流施設が造営される予定である。来年6月の完成を待って、この会の三周年記念大会をぜひ中国で開催して貰いたいと希っている、と述べられた。
山東省済南市は市長以下総力をあげてこの事業達成に努力をしている。また、全中国の薬膳協会も将来この会館を中心にした活動を目標にしている。
建設地は古来無影山と呼ばれていた所で、河野理事長の心に映る此処は霧が立ち昇る美しい川の流れの中に影の様な山容が出現した古代があるのだが、現代の町からは想像もできない光景である。(理事長談) |
中国より来日した張偉氏(右)と通訳を務める理事の祁放女史(左)
■河野理事長の講演
地球文化というが其の地球という生きものに人間と同じ様な理性と智性が存在し、豊かな喜怒哀楽の情念が存在することを今の人達は知らない。私達は、人と地球の生命の交流を目指している。
日本刀に情念が通い人の智性が通う。人の顔に人相があって刀剣と人相の間に不思議な関係が見られる。一生の運命が顔の中央を縦に流れているのだが、其の流れに刀剣の力徳が強く働きかけるので、徳量の厚い刀剣は人の運命を好転させてゆくものである、と語り、次に美剣体道の極意を会得する迄の話から実技を通して応変の道を見せてくれた。
■高桑三郎氏の寸言
河野理事長が昨年鹿島神宮で話されたところに基づき、「私はあなた そして あなたは私」の心得を実践しながら現在の会社盛況を見る事ができました、と其の体験談を述べてくれた。 |