人の世
哀しいことに逢い易く 嬉しいことに逢い難い
喜びも 哀しみも 人の心が其の吉凶を別ける
現代の地球 世相 さまざま
満足せよとは言い難い
でも 皆んな精いっぱいに生きている
才能の豊かな者
無能なる者
平凡なる者
皆んな 精いっぱい生きている
只一つ 私が希うのは 其の人生での喜びは分け合い 哀しみは其の悉くを吾が身一つに背負って貰いたいと言うことだ
不幸は他人の責任にするな 一切の責任を己れ自身が負わねば 不幸になった意味が無いのだ
喜びは人々に頒けよう
自分だけの独り占めにするのでは幸福になった意味が無いのだ
愈々二十一世紀の幕が開いた
廿一世紀と言う表現では無い
廿一世紀とお呼びする生きものであり神である
その神との長い御付き合いが始まる |
私と廿一世紀さん
廿一世紀さんと私
私の中に廿一世紀が入り 廿一世紀の中へ私が入る
入ったら永遠に切れない 心の絆が生れる
私の心は永遠に死ぬことは無いだろう 世紀と共に生き続ける
貴方も 貴女も そして世界中の人々が皆んな 廿一世紀を盛り立てよう
有能も才能なら無能も才能だ
平凡も天下普遍の才能に違いない
私は常に神を祀る
私は忘れずに自己を祀る
神を祀るから神が私を祀る
自己を祀るから自己が 私 と言う存在を確立してくれる
喜 怒 哀 楽 みんな仲間だ
喜び 楽しみ 仲間に分けよう
怒り 哀しみ 己れの中でじっくり味わって養分にしよう
此処に永遠の生き方が在る
平成13年1月1日 |
「薬膳の話」
河野喜一理事長
昨年十一月は中国への交流が深まる流れに入った。
中国薬膳研究の大家が香港に集まって その研究を発表するというので 招かれた。
最高教授の諸賢と食を共にし心の交流を果たした。
薬膳料理の本質を私なりに理解したので此処に綴る。
中国産の薬草があり さまざまな動物から虫類が居て それらを食用にすると薬膳料理に成ると考えていたところ 本当の薬膳は違っていた。
大根が一本ある 人参が一本あり白菜が一把あるとする。 |
その一つひとつの成分を研究し さまざまに組み合わせていくと 分量の合わせ方次第で大根と人参と白菜から 薬効 が生まれ出す。
その様にして全ての食品が 薬膳 に成っていく訳である。
従って 食品の採取される大地 気候 風土 等に依り其の薬効が微妙に変わっていくのである。
扨(さて)
此の薬効であるが 従来の栄養学では割り切れないのだ。
体内に摂取された薬膳料理は 肝臓に依って気化され 脳髄に向かって働きかける。
その結果 大脳神経の活躍と一緒になって身体各部を調整していくことに成る。
日本の国に 米 麦 粟 大豆 小豆 稗などを以て食物とする古来からの伝え言があり、理事長の主旨を携えた会員の努力で 四国五餅(ごへい) なる薬膳料理が誕生し 既に数多くの薬効を挙げて来たが 今後 中国伝来の薬膳を活用することで一層の薬効が期待されることであろう。 |