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■NPO地球文化交流会

中国山東省文化芸術写真展開く  
都庁と板橋区の2会場で1週間にわたり
 「中国山東省文化芸術写真展」(主催・中国山東省対外文化交流協会、NPO地球文化交流会、後援・中国大使館文化部、板橋区教育委員会、財団法人板橋区国際交流協会、協賛・大東京火災海上保険、日本製粉中央研究所生物科学研究部)が11月28日から12月5日までの期間、東京板橋区の区立成増アートギャラリーと東京都庁内の都政ギャラリーの2会場で開かれました。
 11月28日午後、成増アートギャラリーには、中国大使館の張愛平参事官はじめ板橋区教育委員会、財団法人板橋区国際交流協会など関係者ら約50人が参列する中、開館記念式典が開かれました。
 地球文化交流会の河野喜一理事長は、「写真展自体はささやかなことですが、写真には中国全体が凝縮されている。この写真展が、日本国民と中国国民がお互い心を通わす扉の開き初めとなることを祈念します」と挨拶しました。
 一方、12月2日午後には都政ギャラリーでのオープニングセレモニーが開かれ、写真展開催に合わせて訪日した中国山東省対外文化交流協会副会長の姜鉄軍代表が「この写真展を通して日本の皆様に山東省の文化・自然にご理解いただき、中日友好の新しい1ページを築きたいと思います。山東省は孔子の古里ですが、孔子の言葉に『友遠方より来る 楽しからずや』があります。皆様のお越しを山東省人民は歓迎します」と挨拶。9人の訪日団メンバー一人一人を紹介しました。



 また、都政ギャラリーでの開催に尽力していただいた都議会議員の田中晃三氏が来賓として挨拶。田中氏は「孔子の思いやりの『仁』とお互いの言葉を信じ合う『信』の言葉が好きです。この言葉を大切にし日中友好の交流が真に発展するよう」と、写真展の成功に期待を寄せました。
 中国からの就学生に日本語を教えている語学センターの外山さんは、「子供の頃から中国に関心を寄せ、特に山東省が大好きで、長年願っていた泰山登山を今年7月に実現しました。『温故知新』という孔子の言葉がありますが、山東省の古い歴史を多くの人に知ってもらい21世紀の新しい日中関係の基礎となることを祈っています」と語り、写真展の全国展開を提案しました。
 展示された作品は200点近く。孔子にまつわる名所旧跡や中国を代表する霊峰、泰山の四季折々の情景、斉魯文物の数々、仏教、道教の名刹や観光名所、郷土風習、民族風習など多岐に渡っています。そのインパクトがあり迫力ある写真に、来館者は一様に好印象を持ったようです。
 一方、訪日団メンバーは29日来日後、国会、NHK見学、京都・奈良、箱根などを巡り12月8日帰国しました。

展示された写真の一部(左の2枚)。河野理事長と記念写真に納まる山東省訪日団のメンバー。理事長の左後ろが姜鉄軍団長(写真上)。成増アートギャラリーで挨拶する河野理事長(下)