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「文化交流の大切さ教えられました」

信夫中からお礼の手紙届く

 地球文化交流会を訪問した福島市立信夫中学校からお礼の手紙と訪問内容をレポートした報告書が寄せられました。三年生の斎藤進一主任は「NGO、NPOを中心とした事業所訪問はわが校で初めてのことであり、どのような実践になるか心配でした」と前置きし、「今回の体験で子ども達はたくさんの事を学んできたようです。この体験をもとに本来のボランティア活動の姿、また広く外の世界に向け、グローバルな視野にたってものを見たり、考えたりすることの大切さを学んでくれた」と感謝の気持ちを認(したた)めました。

 班長の小林麻衣さんは「自国の文化と外国との文化の交流をすることの大切さを学ばせて頂きました。特にトルコじゅうたんを作る為の苦労と、会津の『おとめ流』の話が印象に残っています」とお礼の手紙を寄せました。
 また、6人はそれぞれが、地球文化交流会の紹介、理事長の話の内容、感想をまとめた報告書を作成。
 当会について「私達が訪問したNPOは、他の所と少し違って、日本の文化を世界に広める活動を通して、世界との文化交流を行っています。特に、日本の伝統芸術、武道を中心とした日本文化を広めていて、理事長の河野喜一さんは、いつも和服を着て活動しています」(小林班長)、「文化というものは人間がつくるもの、人間がつくるから文化なのです。その独自の文化で、他の国と日本との交流が、この会を通してさらに深まっています」などとレポート。
 また、理事長の話について「文化とは、人間がつくるものである。まずその文化を知るには服装!、と言っていました。そのために、河野理事長は、日本の服装、『和服』を着て日本の文化を伝えます。外国では『さむらい』とよく呼ばれるそうです」「地球文化とは、人間交流、民族交流、人間のこと、そして子どもを育てるのが最高の文化」といった内容を紹介していました。
 とくにミャンマーについての話に印象に残ったようで、「一日一善をしなくてはならない」「生まれた曜日によって名前が決まっている」「生まれた曜日に悪いことはしてはいけない」といった内容を全員がとりあげていました。

 さらに、「私は、地球文化交流会のことを知る前は、どんな活動をしているか見当もつきませんでした。でも、実際に訪問してみて、日本の文化を外国に知ってもらい、その外国の文化も理解している素晴らしい会だと思いました。この会の活動によって、民族の文化の交流が、もっとさかんになったら良いと思います」「国の数だけ文化があって、それがみんなちがうということが、おもしろいと思った。日本の文化を伝えていくことは大切だと思った」「いろんな国を知ることができました。外国の文化に興味を持ちました」「よく見ると日本と外国の文化はすごくちがいがあるんだなあとかんじました。それぞれの国の文化を守り、それぞれの国の特長を外国に伝えられるようにしたいと思います」などの感想を記していました。

記念植樹の桜が色とりどりに  済南市

 昨年9月、3周年記念大会開催を記念して、中国済南市内の植物園内に「中日友好櫻花園」の石碑の除幕を行い、日中の参加者が手をとりあって桜の記念植樹をしましたが、事務局は4月末、“思い出”の地を訪問、白やピンクの花を付けた桜を楽しみました。植樹した桜の木は、まだ丈が低く、花をつけたのは、すべてではありませんが、それでもところどころで花を付けた桜に出合うことができました。来年には、もっと多くの桜を見られるでしょう。
 また、事務局は、済南市対外貿易経済合作局の関係者が1月、訪日時に発表、同市郊外に建設が進む「山東済南日本工業園」を視察しました。合作局は、同工業園への日本企業誘致を進めています。

〜事務局だより〜

 事務局は、6月10日からイタリア・ベニス支部を訪問予定。現地で熱心に美剣体道の稽古をする子供たちをぜひ見に来てほしいとの要請があり、決まりました。
 前号でもお知らせしましたが、来年2月に開催予定の『日比文化交流会2004』に向けて、現在準備を進めています。多くの方の参加を願っています。