1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2010
1 4 6 8 10 12

入唐から来年で1200年

空海ゆかりの青竜寺を訪ねる


握手を交わす河野理事長と寛管長。中央は、姚氏

 NPO地球文化交流会「中国・西安の旅」が10月16日から3泊4日の日程で行われ、河野喜一理事長夫妻はじめ会員12人が参加。ツアー中、世界遺産の兵馬俑博物館、則天武后の乾陵禮拝したほか、空海が今から1200年前の804年、遣唐使と共に長安入りし、仏法を学んだ青竜寺に寛旭管長を訪ね、親しく会談を交えました。

 理事長一行と寛管長との会談は、2000年末、都庁などで開かれた中国山東省文化芸術写真展開催に協力した中国大使館の紹介を受けた西安市宗教局の姚志願前局長の案内で実現しました。空海が恵果和尚について2年間真言密教を学んだ青竜寺も、その後荒廃し、場所も不確かになっていたが、1973年建物の基礎が発見。一行は、1981年以降、空海の里、香川県など四国4県の協力などで再興された空海記念碑や紀念館、鐘楼などを見学、空海の足跡を偲びました。

 河野理事長は、「今回縁があって日中文化交流の礎を築いたとも言える空海ゆかりの地を参拝することができました。また長安の都であった西安の地を訪ね、青竜寺の管長にお会いできることは意義あることです」と挨拶。これに対して、寛管長は、「日本人の力でここまで復興することができました。日本からの参拝者も多い。また、ここは世界中の宗派を問わず来る者すべてを受け入れています」と一行の遠来を歓迎してくれました。

理事長の個展「第3回筆の館」開催へ
 河野理事長の個展「第3回筆の館」が来年3月12日から14日まで東京・銀座のOS画廊(中央区銀座8-10-15)で開かれます。個展には、理事長の筆に成る書画40〜50点が展示・即売されます。

本音を忘れてはならない

地球文化交流会理事長 河野 喜一

 日本の國の文化を諸外國に知って貰う為の努力をする。
 諸外國の文化を日本國の人々に理解させる努力をする。
 そして互いの文化交流を目指している。
 その交流が純粋であることを希むのは当然のことだが今迄辿ってきた交流活動を省みて思うことがある。
 相対と絶対と言うことです。
 日本民族と諸外國の民族は互いに相対して交流する所に相対の禮儀がある。互いに相手を尊重すると言う禮儀です。
 尊重と尊敬は異う。
 皆んな夫れぞれの民族の立場があって民族の生き方があるので其の立場を尊重する。
 文化の重さを量れば其の悉くが尊重される道理だが その文化は昔と今と言う時間の上に置かれるので昔は大切な民族の誇りであっても現代には受け入れ難い場合もあると思う。
 私達が日本の文化と誇り得るものを挙げてみてくださいと言はれたら 貴方は即座に答へられますか。
 私は無理だと思う。
 何故なら眞實誇り得る文化とは貴方自身の人間性そのものだから そして日本民族の民族性そのものだからです。
 今 あなたは 私が日本人です 私こそ日本民族ですと言ひきれますか! 言ひ切れる それが本音です。
 私は漸く此の事に触れ 遠慮無しに 私の心の友に言ひたい。
 私達一人ひとりが日本民族の本音を自覚致しましょう。
  此処が絶対の立場です。斯くあることが文化交流会の友の資格でありましょう。 

2003.11.12

 理事長の個展は、平成6年に東京・巣鴨で催された第1回、平成10年に新宿・京王百貨店で開かれた第2回に続くもの。色紙大の小さなものから、大きな軸・額などさまざまな作品が展示されます。期間中、理事長の特別講演も予定しておりますので、ぜひ足を運んでみてください。皆様のご来館をお待ちしています。

瑞西文化交流会で自慢の技を披露してみませんか
 日比文化交流ツアーは、諸般の事情で、2006年2月に延期することとなりました。事務局は現在、2005年の日スイス文化交流会に向けて準備を進めています。
 スイスでの文化交流会で事務局は、趣向を変え、会員の皆様に広く文化・伝統芸能、武術等の発表の場を提供したいと考えております。

 事務局からもお声をかける予定ではいますが、我こそはと思われる人のチャレンジャーを募っております。