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 今回の日中文化交流会2002の成功を祝って、NPO地球文化交流会、済南市による「中日友好櫻花園」が済南市植物園に設けられ、その桜の記念植樹が29日朝、とり行われました。
 「同栽桜花樹 共植友好情」と書かれた横断幕の下、記念植樹には、劉蔭島副市長が、「これから植樹する友好の木に私たちの手で水をあげます。友好の心を受けて真っ直ぐ育っていくことを願っています」と述べました。
  河野理事長は「目の前のスコップには、赤い紐がついている。この紐は、中国の人と日本の人の心を結んでいます。桜の根が大地に張り中国全土まで広がっていくような気がします。私たちの友好の心根が広がっていくことを願っています。桜の木よ、おまえたちは絶対に枯れてはいけません」と呼びかけた。

 劉副市長と河野理事長は、理事長が筆をとった「中日友好櫻花園」と彫られた石碑の除幕をした後、桜の木にスコップで土をかけ、参加者はそれぞれ植樹した桜の園で記念写真を撮っていました。

書道・武道で日中交流図る

  落成式後、会館一階では「書道交流会」が開かれ、劉副市長が祝辞を寄せ、河野理事長が「この会場に集まる人は、桶の中で芋が互いに擦れて泥を落とし合うように、仲良く心の泥を落とし合って美しい人生を作ってほしい」と述べました。

日中文化交流会2002プログラム

9月27日(金)
・済南市長会見
・済南市対外友好協会主催 歓迎晩餐会

9月28日(土)
・地球文化交流会館開館・落成式典
・済南市友好使者表彰式
・中國武術交流会・書道交流会・ビジネス交流会
・NPO地球文化交流会主催『日中文化交流会2002』記念式典
・日中伝統文化芸術交流会

9月29日(日)
・桜の木の記念植樹


 会館二階には穂真書道会・芳月流・草月流華道の作品が展示されましたが、とくに書道の掛け軸を河野理事長が指差しながら、「この作品一つずつが芋洗いの芋のようにお互い作風の洗濯をしていると思ってください。そうすればひとつひとつの字が喜んでくれると思います」と会場を湧かせました。

  書道やお花の鑑賞に続いて、1階では、作務衣姿の瀬戸秀穂会長が、力強い筆致で染筆を披露。また、済南市の書道家十数人がそれぞれ思い思いの書の腕をふるいました。

 一方、山東省体育大学武術館では、中国武術交流会が開かれ、日本側から中國武術・義龍會の廣瀬義龍代表師範以下14人と美剣体道の河野容雄師範、日本拳法の森良之祐最高師範を交えて、中国側から済南市武術協会メンバーが、お互いの技を披露しました。