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それはお互い相手が憎くてではなく幸せな国を作りたくて戦争をしたのです。今私たち皆が幸せになっているのはうれしいけれど、泣きながら死んでいった私たちの昔の友だちを思っていると胸がいっぱいになります。みなさん、これから仲良くしようではありませんか。地球上の平和がここから始まることを祈念します」と挨拶しました。


 その後、テープカットとともに、鳩や風船が放たれ、一同の歓喜の中、花火の音とともに紙吹雪が舞う一時でありました。


 NPO地球文化交流会創立三周年を記念する「日中文化交流会2002」記念式典は28日午後、地球文化交流会館1階で、日本からの訪問団一行170人が参加して開かれました。

  式典には、河野理事長が名誉教授となっている山東省聊城大学の趙潤生前学長(写真上中央)、宋益喬学長(同右)が遠路、駆けつけてくれました。

 河野理事長がまず挨拶に立ち、「私のお隣には聊城大学の学長がおいでだが大学の生徒は財布の中のお金だと思う。財布にお金がいくらあるかわかっているからその使い道がわかるように生徒一人ひとりの中身がわかるから教え方がある。会館は、済南市に新しくできた紙幣のようなものです。使っても使っても減らない紙幣になってくれることを願い、会館のはなむけのお祝いの言葉としたいと思います」と述べました。

 趙前学長は「地球文化交流会が世界の平和と中日文化交流の大きな役割を果たしていることを感じています。また理事長には名誉教授になっていただき、日本の優良な文化を紹介していただきました。地球文化交流会のますますの発展と理事長の健康をお祈りします」とお祝いの言葉を述べられ、河野理事長に記念品が贈られました。

 今回の交流ツアーを担当したJTB団体旅行日本橋支店の白田眞一支店長は「文化交流のさらなる輪を広げ今後とも相互の橋渡しを少しでもお手伝いしたい」と祝辞を述べました。

 また、交流会館の建設はじめ今日まで中国での地球文化交流会の活動に尽力していただいた張偉中国支部長、そして日中の間の架け橋役として力を注いでくれた祁放さんに、感謝を込めて参加者全員から拍手が送られました。衆議院議員藤波孝生氏、イタリア支部のマリオ・スピレーレ氏から創立3周年と会館落成を祝う祝電が寄せられました。

日中の伝統文化を堪能

 引き続き、「日中伝統文化芸術交流会」が開かれ、佐藤進氏による弓の演武『鳴弦の儀』、河野理事長以下2人による美剣体道、廣瀬義龍代表師範以下義龍會メンバー4人による中國武術のそれぞれの演武、今日日本でもあまり見られなくなった獅子舞、ユーモラスなひょっとこ、威風堂々とした大黒様の里神楽、唐傘を手に軽やかな民踊が披露されました

 美剣体道の演武に当たって河野理事長は「相手のスキをついて勝負する今の武術から彼我共に成長していく武道、生き方を世界中に広めていきたい」と語りました。

地元演奏家の胡弓、洋琴、琵琶、笛による中国の音楽に耳を傾けました。

 文化芸術交流会後、参加者一同は会館玄関前で、中国人見物人が取り囲む中、おかめ、ひょっとこの面をつけた里神楽保存会メンバーを中心に、中国人の飛び入りも交じって友好の踊りの輪が続きました。